鎌倉てらこやは、世代も立場も異なる多様な仲間がつながるコミュニティです。
自然とのつながり、歴史や文化とのつながりを感じ、生きる喜びと不思議を体験する場でもあります。
かつて小学生だった子が大きくなって、大学生ボランティアとして活動を支えたり、
大学生が卒業後に親になって、子どもと一緒にてらこやに参加する世代の循環も生まれています。
「わたしたちの目の前にあるのは、ぜんぶ命です」
お寺でごはんを食べる時、和尚さんが優しく、真剣に話をしてくれました。
今日はたくさん遊んで、お腹がすいたよね?ご飯を食べないと、ゆっくり眠れないよね?明日から頑張る力もわいてこないよね?
すぐに食べたい気持ちは分かるけど、食べる前に想像してみよう。
お米やお野菜はどうやって育ったのか、ひじきはどこから来たのか?
田んぼや畑があって、海があって、お日様の光や雨がふりそそいで、育ててくれた農家の人がいて、運んでくれた人がいて、調理してくれた人がいて、みんなの前にお食事が並んでいます。
「わたしたちは他の命をいただいて自分の命を生かしています」
「自然のめぐみと人の働きのつながりの中に生きています」
そのことを感じながら、手をあわせて「いただきます」をしましょう。
自然や人とのつながりを深く感じることによって、自分のこと、お友達のこと、自然のこと、食べ物やモノのことを「大切にしたい」という気持ちが自ずとわいてくる。
万物とのつながりを子どもたちと分かち合う体験を大切にしています。