レポート

2016/09/10

休日てらハウス㉕「buen viaje!!」

“I will be back!!”
てらこやのシュワちゃんった~私のことよ!!

最近、スペインから戻ってきて、休てら久々のみきです。
いやあ、今日も休てらは楽しかったな!

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今回お話ししたいエピソードは、私が尊敬してやまないある女船長の伝説です。
その人物とは……

 

“私に地図は要らない!”のセリフでおなじみチェリーさんです。

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地図がっつり持っちゃってますね(笑)ま、気にしない気にしない(笑)

航海の始まりは、一枚の粗描な地図でした。
もちろん行き先を決めてくれるのは、てらこやのコンパス小木曽さんです。

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いたずらに鉛筆を上から振り落とし、指した場所は大船にあるとある高校でした。
果たして、深海に眠る無数のお宝はそこにあるのか??!やや首をかしげつつ、元気よく出発です。

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ただし、海をなめてはいけない。
海に目印はないからです。
ただただ、目の前に広がる大船の大海原を前に一行は手さぐりに前に進むしかありませんでした。
いつ着くのかもわからない、航路もあっているか確かめようもない、乗組員たちの目は時にうつろでした。
それでも初めての道、初めての景色、そしてその初めてを共有する初めてのメンバーに
天性とさえ思われる好奇心を駆り立てられた女船長チェリーは曇りのないまなこで行く先を見つめ、進んでいきます。

しかし深海の謎はそう簡単にその答えを明かしてはくれません。
“ここさっき来たよね??”
“私もそう思う……”

そんな暗い会話が幾度となく交わされ、先頭をきる勇ましかった船長への不信感が少しずつ募っていきました。
そこで、一行は碇を下ろし、しばしの休憩、兼ミーティングです。

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乗組員たちが次々と自分の持つスマホで、位置情報を調べたり、最短ルートを検索している中で、
女船長チェリーだけが自分の中にあるコンパスを信じ続け、そんなものに頼って簡単に行こうとするのではなく、
少し寄り道しても自分たちの力でそこにつくことがもっと重要なことなんだと訴え続けました。

中にはこれからの一行の雲行きを遠い目をしながら、たそがれる者もいました。

img_4943まさにバラバラの状態だったんです。

しかし、女船長チェリーは決して、舵輪をその手から放そうとはしませんでした。
自分も相当疲れているはずなのに、
いつでもカメラを向ければレンズいっぱいに広がる素敵な笑顔のハーモニーを奏でてくれたし、

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時には身を削ったギャグでその場を楽しませてくれました。
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やっとたどり着いた、目的地にはやはり金銀財宝は眠っていませんでした。
しかし、振り返って、この写真を見返した時、 “宝物”という言葉の本当の意味を悟った気がします。
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絶望した者、あきらめそうになった者、中には船酔いした者までいた。
バラバラになり、嫌悪感が漂った時もあった。
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【タイトル:絶望】
それでも、最後まで自分の信念を貫き通した女船長はまさに船の女神の名にふさわしいといえるでしょう。
今回、彼女から学んだことは、“自分の信じてきたことはどんな時でも信じる、信じ続ける”。
前に進みたくても、進めないとき、道が分からなくなった時、何かに頼ったり、上手くいかず誰かにイラついたりするよりも、
多少の強引さをもって、芯を貫くこと
それが前に進むときのちょっとしたコツなのだと思います。

人生は、決して追い風ばかりではないけれど、前に進む手立ては意外にも自分の中に備わっているのかもしれません。
さあ、みなさんもbuen viaje!!<いい旅を!!>

そして、最後におまけです。
活動後の、打ち上げでの一枚なのですが、じ~っと見ていると、スペイン人に見えてくるんですよね(笑)
不思議です(笑)

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休日てらハウスは子どもたちの自由な「やりたい」を”カタチ”にすることを目標に毎週土曜日に活動しています。
普段とは一味違う土曜日を私たち学生スタッフと過ごしてみませんか?
次回の活動は9月17日!来週はどんなことが起こるのかな?
みんな遊びに来てね!!
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