レポート

2018/05/23

玉縄子ども会館⑧〜お兄さんになったね!~の巻き

こんにちは!

明治学院大学3年の 実歩 です(*^^)

今日は、私が去年から関わっている小学校2年生の男の子の話をしたいと思います!

A君はゲームに負けそうになるとズルしちゃって

「自分が絶対1番がいい!」

といった一面がみられる子でした。

それゆえ、「A君ズルするからやだー」と言われてしまうこともしばしば、、、、

私は、そんな彼に対して去年

「もう少し大人になれたらもっとみんなと仲良く楽しく遊べるのになあ」

とずっと思っていました。

そしてこの日、

私は久しぶりに子供会館へ行きました。

真っ先に私のもとへ来てくれたのは

小学校2年生になったÀ君!

その日、私は彼に

「オセロやろうよ!」

と誘われました。

それも、1対1で。

勝負がわかりやすいため、途中経過で勝負を諦めてしまう子も多いです。

それをわかってのことか、去年は彼から

「オセロやろう」

なんて絶対に言ってきませんでした。

オセロは、序盤にして私の優勢。

どんどん私の持ち駒の黒色で埋まっていきます。

「ああ、A君はもう嫌と言って投げだすかな、、、」

私の頭にそんな考えがよぎり、恐る恐る私は顔を上げました。

すると、目の前には

「隅っこ取れれば、勝てちゃうもんねー!」

と言いながら四隅をどうやったらとれるか真剣に考える姿が。

序盤優勢だった私ですが、なんと徐々に逆転されかけます。

勝負の結果は、僅差で私が勝ちました。大学生の意地です(笑)

誰だって勝負は勝ちたいです。

私だって勝ちたい。

だけどどうしても勝てない時もあって

そんなときは、その勝負をなかったことにしたいって気持ちはわかります。

ズルをして勝ってもむなしいし、そんな逃げてばかりの遊びは本当はつまらないはず。

全力で考えて遊んでこそ結果、「本当に楽しかった!」って感情が生まれると思うのです。

勝負には負けてしまった彼ですが、悔しそうな顔をしながらも

「またやろうね、次はA君が勝つからね」

と言ってくれました。

負けを認めて次回へリベンジを誓う。

去年には見られなかった姿です。

そして、この日の勝負は私もすっごく楽しかったです!

たくさんの子供たちが集う子供会館。

学年も性別も中には学校が違う子だっています。

その中で、彼は去年入学してたくさんのお兄さんお姉さん、そして、てらこやという遊びに全身全力な学生と関わってきました。

2年生になり、後輩も入ってきました。

そして、その中でだんだんと

「みんなと仲良く楽しく遊ぶためにはどうしたらよいのだろう?」

と考えていたのかもしれません。

彼がどうしてズルをせずに遊ぼうと思ったのか真意はわかりません。

だけど、いろんな友達と触れ合う機会がいっぱいある子供会館は子供たちが自ら

「もっとみんなと仲良く楽しく遊べるか」

を考える機会でたくさん溢れているのではないかと思いました。

「もっとみんなと仲良く楽しく遊ぶためには」

を見つけるために

これからの活動で私も、学年や性別を超えて遊べることを一緒に考えたり、提案していきながらどんどん子供たちの輪を広げていきたいな!

と思いました。

もちろん、その時は私もその輪の中にいれてね!