レポート

2018/09/15

梶原子ども会館⑨「ドッジボールの裏側」

こんにちは!
涼しくなってきて金木犀の香りから秋を感じているまこです (^^)
今回はある女の子と2人っきりで関わったからこそ見えたことについてお話します!

いつも梶原子ども会館を利用し、てらこやが来る日を楽しみにしてくれている高学年の女の子。

最初ドッジボールをやろうと乗り気な姿が見えました。
前に他の子たちに、会館にいる全員でドッジボールをやりたいと言う声があったのを思い出し、
下にいた低学年の男の子たちも誘い、子ども全員と学生全員で対決する体制を私は作りました。

環境的には、みんなが望んでいる状態でスタート。

でも、だんだんとその高学年の子の顔が固まっているというか不満足気な表情をしていて、
しばらくすると、下に1人で行ってしまいました。

私はほんの少し時間を置いてからその子のもとに行きました。

その子は先生方が使う事務所にいて、私がそこにいくと隣の部屋で
未就学児の子の親御さんにお話をしたり避けられてしまいました。

でもその行動は、本当は私が来たことに対して嬉しいんだけど、
自分からまこ遊ぼうとなんて言えない。。

その子のなかなか自分を表現できない不器用さを今まで関わってきた中で知っていたから
私はそばを離れませんでした。

最初は先生だったり親御さんだったりを通して間接的な会話をしていきました。
でもその子が話す内容は先生や親御さんよりも私の方が知っている内容だったり。。

そういうこともあり、少しずつ彼女から私に話してくれるようになりました。
そしてその子が親御さんと先生の空間が離れたので、一緒に外行こっか!と誘ってみて、
2人っきりの空間を作りました。

私はふと思ったのが、最近その子に対して1対1で関われていなかったなと。

その子と2人で話をしているうちに、
彼女は大人数で低学年の子たちもいる間だと、居づらくギャップを感じて気を使ってしまう。
そんな空間が苦手のだと感じとれました。

そんな彼女を思いっきり甘やかしたい!!と思い、
彼女の大好きなお話をたくさん2人っきりでしました。

そうしてるうちに、ドッジボールの時に抱いていた気持ちを彼女から私に伝えてくれました。
私がその話に触れなくとも、普段は言えないような悩みだったり感情を教えてくれたのが嬉しかったです。

いつも抱えて閉ざしていることも、この学生になら言ってもいいかな、と思えるような存在になりたいです。
こうして、子どもたちと1対1の関係を大切にしていきたいと思った日でした。