2018/11/15
いまいずみこどものいえ㉕『てらこやの学生として』
こんばんは~
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もっ…盛れてる写真…!!11月15日(木)!!
本日もいまいずみこどものいえで愉快に活動してきました~
今日はもう、すっかりお姉さんになってしまった、小学3年生の女の子たちとのエピソードを書いてみようと思います。
図書室で、1年生の女の子とぬり絵をして遊んでいると、3年生の女の子2人組が話しかけてきてくれました。
「ねえねえ、トイレに行きたいんだけど、ハンカチ忘れちゃったからハンカチ貸して!」って。
それを聞いてわたしは、正直、何に使うんだろうって疑ってしまいました。
だって、いつもハンカチなどを入れる移動ポケットの中にハンカチを入れて持ち歩いているのを知っているから!
なんなら、今も移動ポケットを付けているから!!!その中に入っているんじゃないの?って。
でも、今日は忘れちゃったの!って言っていました。
学童では、物の貸し借りはトラブルの元。たとえハンカチでも、物を貸してあげるのはいかがなものか…。
少し悩みました。でも、貸してって言ってきてくれるのは、何か想いがあるはず。
もしかしたら、本当にハンカチを忘れてしまって困っているのかもしれない。
友だちには借りれなくて、苦肉の策でわたしに言ってきているのかもしれない。
なら、一緒にトイレまで行って、貸してすぐに返してもらうことにしよう!そう決めました。
女の子たちを信頼して、でももし、トラブルになってしまってはいけないと思い、一緒にトイレまで行きました。
使ったらすぐ返してね~!
うん!
そう約束を交わしました。
トイレから出てくると、不穏な笑みを浮かべる女の子たち。あっ!逃げたーーー
怪盗ごっこね!このハンカチ隠すから、暗号解きながら探して!
ええ、トイレに行くって言うから、貸したんだけど、、、。
怪盗ごっこがしたい!と思うのは良いんです。
問題なのは、嘘をついて、人のもので遊び始めようとしていたこと。
わたしは、ハンカチを忘れてしまって困っているからと、ハンカチを貸したつもりだったのに…。
彼女たちは、すごく軽い気持ちで遊びを始めたのかもしれません。
私たち学生の立場としては、いたずらか…。と受け止めることができます。
だから、正面から「やめて。」と言うことができます。
でももし、これが、学童の他の子たちだったら?1・2年生の子たちだったら?
貸してくれた物が、その子にとってすごく大切な物だったら?
「やめて。」って言えないかもしれない。悲しい思いをするかもしれない。
面白半分でやってることかもしれないけれど、それで悲しい思いをする子がいるかもしれない。
私は、子どもでもない、先生でもない、てらこやの学生として、やめてほしいということを伝えました。
笑って受け流すことだってできます。でも、週一回、子どもたちと関わるてらこや学生の立場として、
学生だからこそ伝えられることがあるかもしれない。と、きちんと向き合ってみました。
彼女たちに、どれくらい伝わったかはわかりません。少しでも、何か届いているといいなあ。
以上、しおこんぶ。でした~~