レポート

2018/09/09

2018年度都会と田舎を結ぶ食育ネット①「大豆をだいず(じ)に植えよう↑」

みなさんこんにちは☀
明治学院大学3年の狩野萌子(かりのもえこ)です~~

今日は、鎌倉てらこやも協働事業として参加している、
都会と田舎を結ぶ食育ネット、
今年度第1回目の活動の様子をお伝えしちゃいたいと思います!

今年は、横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校と中学校の中にある、
「太陽農場」という畑をお借りして活動しております。

この日は、各班に分かれて畝をつくり、大豆の種を植えました~
次回の活動で何の野菜の種を植えるかも班ごとに考えましたよ~

ではでは、はじまりはじまり~~~~

まずは、始まりの会。
太陽農場のおきてを確認するよ~~

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☀太陽農場のおきて☀
た たのしむ!
(とにかく楽しんじゃおう~~)
い いっぱい水のむ!
(熱中症にならないように水分補給はこまめにね!)
よ よく観察する
(よく見るとたくさん虫いるから観察してみてね。
畑で使う道具は誰かに当たったらキケンなので、まわりをよくみて観察しながら作業しようね)
う うかつにさわらない
(危険な虫もいるので、あぶなそうと思った虫には触らないようにしよう!)
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みんなぜひ覚えておいてね~

続いては、太陽農場クイズのお時間です。

第1問、でーでんっっっ!

「畑」という字は、「田」のとなりに「火」という字を書きますが、
これはなぜでしょう?

①火田け(ひたけ)が変化して「はたけ」と読むようになったから
②雑草や作物の茎を「火」で焼いて肥料とする「焼き畑(やきはた)」の意から
③「火」曜日に種をまくとよく作物が育つという言い伝えがあるから

正解は、、、、2番の「焼き畑」でした~

第二問、でーでんっっっ!!
太陽農場で一番気を付けたい虫といえば、スズメバチですが、
「百足」もキケン!!
では、「百足」はなんと読むでしょう?

正解は、、、、、、、
「ムカデ」でした~~~!!!

第3問、ででんっっっ!!!

日本人は昔から、大豆をよく食べてきました。
それはなぜでしょう?

①日本人は小さくて丸いものが好きだから。
を食べてきく育ちますようにという願いが込められていたから。
③お米を育てる田んぼのまわり(あぜ)に大豆の種をまいて、
日本人の主食であるお米と一緒に大豆を育てていたから。

正解は、、、、、、、
③ばんでした!!!!!
お米と大豆を一緒に食べると、栄養のバランスが良くなるんだって~

さて、始まりの会のあとは、、、、、
虫さがしゲーム!!!!!!!

虫のおねえさん、たまるからルールの説明です。

お手製「太陽農場虫図鑑」にのっている虫を見つけることができたら1ポイントゲットです。
虫図鑑にのっていない虫を見つけることができたら3ポイントゲットです。
ポイントの高かった班から、畝を作る場所を決めることができますよ~!

こちらが太陽農場虫図鑑↓

それでは、スタート!!

さあ、班ごとにわかれて虫を探してみよう~
スズメバチやムカデに気を付けてね~

ポイントの高かった班から畝を作る場所をきめていきます!

「こっちのほうが日当たりがいいかな、、?」
「みみずがたくさんいるところは、元気に育つらしいよ、みみずは畑の宝なんだって~!!」
「じゃあみみずがたくさんいる場所にしよう!」

なんて相談しながら畝をつくる場所が決まりました~

では、畝づくりスタート!!
各班ごとに2畝つくります。

道具はなに使おうか~~?

畝は、作物を育てている場所がわかるようにして、
みんなが踏まないようにするために作ります。

だから、こういう形につくらなきゃいけないっていうのはないんです!
形は自由!
どんな畝にしていこうかな~~

「雑草はぬいたほうがいいのー?」
「あまりにも大きな雑草は抜かないと、栄養をとられちゃう!」
「でも、私たちは毎日畑にくることできなくて、水まけないから
雑草があったほうが欲保湿効果があるかも、、」

うわあ、足がまっくろ、
いいねいいね~~

「深く掘り起こしてから畝をつくったほうが、根っこが延びていきやすいから
作物がよく育つらしいよ!!!」

畝が出来てきた~~~!!!
どの畝も少しずつ違う。おもしろい!

畝ができたら、大豆の種を植えます。

「どのくらいの幅をあけて植えればいいのかな、、?」
「一つの場所には、何粒種を入れるんだろう?」

どんな風に育っていくのかな、楽しみだね。
すくすくと育ちますように~

お腹すいた!!!お昼ご飯のお時間です!
いただきます!!!
いっぱい動いたあとはおいしいね~~♪

太陽農場にて、学生が育てていた枝豆を生のまま試食した学生は
この表情、、さすがに火を通さないと生臭かったようです(笑)

ごちそうさまでした~

では、次回の活動に向けて、これからどんな野菜を育てていきたいかを考えよう。

収穫はだいたい1月ごろなので、冬に食べておいしいものを想像しながら☆
また、今回は育てた大豆で味噌を作り、
育てた野菜を入れてお味噌汁をつくってもいいな~なんて考えているので、
お味噌汁に入れて美味しい具材を育ててもいいね~

「冬に食べたいものといえば?」
「鍋!」
「鍋に入っている野菜ってなにかな~?」
「白菜!だいこん!」

僕は育てたい野菜がないという男の子もいましたが、、、
学生A「そういえば釣りが好きなんだっけ?」
子どもB「うん!」
学生A「じゃあ魚が好きということか~、ブリ大根とかどう?」
子どもB「いいね、食べたい!!」
学生A「じゃあうちらの班は大根をそだてようか!」
ということで、大根を育てることになった班も。

さてさて、次は、、
自由時間だ~~~!

みてみて!!カエルを見つけたよ!

こっちでは、班のかきねをこえてサッカー!

そーっと近づいて、、、

つかまえた!

こちらでは、何かを観察している模様…..

わおわお!

最後はみんなで集合写真をぱしゃり☆☆

前回は台風の影響で活動ができず…
今回が今年度初めての活動となりました。
ずっと食育の通常活動を開催できていなかったので、
活動を再開することができとっても嬉しいです。
太陽農場をお貸しいただいている、横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校・中学校の皆様
ご協力いただいている先生方に感謝申し上げます。

草がぼうぼうでほんとうに畑できるかな~と思っていた太陽農場。

たくさんの畝ができ、種を植えることができました。

活動をする中で、太陽農場だけでなく「畑」が身近な存在になり、
スーパーで野菜を見るとき、学校で食べる給食、おうちでごはんを食べるとき、
太陽農場に来るまでは気が付かなかったことにちょこっと気が付いてくれたらいいな。
枝豆や大豆を食べるとき、
「太陽農場で育ててるじゃん、今どうなってるかな~」
なんて言葉にださなくても思い出してくれたらいいな。
そして、生きる基本である「食」が楽しくなって、毎日がもっともっと
楽しくなってくれたらいいなと思っています。

そんな風に思いながらも、私自身この活動がなかったら
畑で野菜を育てたりすることなんてなかったです。
虫も嫌いだし、土で手が汚れることも好きではなかったのです。
でも、畑で育ててみて
「土に植える前は何もおこらないのに、土に植えたら種から芽がでてくるのって
なんでだろう、土ってすごいなあ」
なんて当たり前すぎて気が付かなったことに気が付けたり、
疑問に思ったりすることができました。

つい最近、太陽農場で育ててみていたバジル
(近所の方から苗をいただいて育てました、ありがとうございました!)
を使って、ジェノベーゼソースをつくりパスタにかけて食べたんです。
もうそれがとってもとっても美味しくて、、
一緒に開墾をして育てた人と食べるともっと美味しくて、、
ファミレスやレストラン、買ってきて食べるパスタも美味しいけれど、
それとはぜんぜん違う忘れられないおいしさを感じることができました。

活動では、最初は土を触るのも、虫を見るのも苦手だった女の子が
「土のにおい好きかも」と言っていたそうです。

長くなりましたが、
こんな些細な気づきだったり、「たのしい!」「難しいなあ」「めっちゃおいしい!」
でもなんでもいいのだけど、食育の活動の中で
子どもたちが思ったこと、感じたこと、体験したことが
毎日のごはんを楽しくする少しの要素になれたらうれしいです!

そして、子どもたちと畝つくって、
育てたものを食べてとびっきりのおいしいを味わいたいです!!

活動を行うにあたりご協力いただいた先生方、保護者の皆様、
地域で農業をされている佐野さん、大人スタッフの方々、参加してくれた学生の皆様
ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します!!

最後に、
みんなが植えた大豆、すくすく育っております。

次回の活動は10月14日(日)☀
はれますように…!!

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都会と田舎を結ぶ食育ネットとは…?

2006年、横浜国立大学附属鎌倉小学校の教員であった池上先生が、
総合の時間で「食育」の授業を取り扱ったことに端を発しています。
一つの学校の授業から、池上先生とそのクラスの子供たちの行動力によって
愛媛大学農学部の小田先生との交流を持つようになりました。
食育ネットは、団体名の通り、「食」について、そして食から派生する様々なことについて考え、
学んでいこうとする活動を行っています。しかし、食育ネットの活動は、何かを知る、学ぶだけではありません。
時には思いっきり遊びます。私たちは、こうした遊びの中にこそ、学びの要素もあるのではないかと考えます。
自分たちの体の五感をフルに使いながら、知らなかったことを「発見」する機会を増やしていく。
仲間と一緒に、遊びながら様々なことを考え、感じる中で、
「楽しい」「おいしい」「すごい!」「そうだったんだ」といった些細な感動をたくさんしてもらいたい。
持ち帰った感動をおうちの人にたくさん話して、自分の身になるものとしてもらいたい。
私たちは、そんな思いで活動を行っていきたいと思っております。

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