レポート

2019/07/03

大船子ども会館⑪「サッカーとAちゃん」

こんにちは!
ボルダリングで腕が筋肉痛のけいごです!!!!!!
今日も元気に行ってまいりました。
しかーし
サッカーで少し波乱がありました!

今日も2陣で到着すると、いつもちょっと威張ってる女の子たちに遊びに誘われました。
「けいご!今日はサッカーやるぞ」
先週は僕が鬼ごっこをやっていて、サッカーを断っちゃったから、
今度こそは、と誘ってきたのかも!
と思いました。
その中のリーダー的存在の子(以降Aちゃんとする)とは、最近あんまり関わっていなかったので、久しぶりに遊んで様子を見てみたいなと思い、一緒にサッカーをすることにしました。

校庭に着いてその子達のもとへ
「サッカーやりにきたよー」
と言うと、Aちゃん、
「お、きた!やろやろ!」
とかなりノリノリのようす。
チーム分けもAちゃんの提案でスッと行われ、ゴールなどフィールドの設定も、Aちゃんたちがいつもやっているようにやろうと決まったので、サッカーが始まるまでの流れはかなりスムーズでした。
一緒にサッカーをやるメンバーの中の一人の男の子が、
「(ゴールを壁側に一つにしようよ。ボールを取りに行く手間が省けていいじゃん)」
こんな感じの意味のことを提案したが、Aちゃんには全く聞いてもらえず、何度も主張していると、
「じゃあ抜ければ?」
と言われてしまう始末に。
サッカーをしたかったその男の子は、その主張を辞めてしまいました。
僕も介入しようかなと思ったのですが、繊細なAちゃんとの関わりは慎重になっていたため、できませんでした。
僕の出来たこととしては、
「ドンマイ!良い提案だったと思うけどなー。とりあえずやろうぜ!」
と声をかけてあげるくらいでした。
チーム分けは、自然とほぼ男子対女子のような感じになっていて、(僕は男子チーム)最初のうちは男子チームが優勢でした。
Aちゃんに
「チーム変更する?」
と聞くと
「いやいいよ!」
と、答えました。
(その後、男子チームのゴールは少し大きくさせられました(笑))
Aちゃんは勝ち負けではなくて、サッカー自体を楽しんでいるんだ、とその時気づきました。

と、こんな感じで、ここまでは楽しく遊べていたのですが、ここでちょっとしたトラブルが!
僕がボールを取ってドリブルをしていると、Aちゃんが手で僕の服を引っ張って、軽く転んでしまいました。
見たところ、半ズボンだったので擦りむいてはいたものの大した怪我ではなかったようだけど、繊細な心の持ち主のAちゃんは泣き出してしまいました。
そして、繊細な心の反作用からか、すごく怒り出してしまいました。
ここで謝るのは違うなと思い、ちゃんと話がしたかったのですが、
ヒートアップしたAちゃんとは何も話ができないまま、サッカーは一旦終了。
僕は少し距離を置こう、とサッカーを抜けました。
外遊びが終わり、会館に戻ると、Aちゃん達の呼ぶ声が。
「けいごー!けいご!」
恐る恐る行くと、不満そうな顔のAちゃんが
「あやまれよ」
と。
でもやっぱり話がしたかった僕は、
「ちょっとまず話しようよ」
と言うと、Aちゃんはその場を離れてしまいました。
失敗したなと思い、少しするとまた戻ってきました。
今度は、まず1回謝ってから話をしよう、と思い
「とりあえずごめん!」
と言いました。
「ごめん」の言葉を聞いた瞬間Aちゃんは立ち上がり、持っていたものをポンっと上に投げて僕にパスして、みんなの元へ行ってしまいました。
これまでの様子から見て、Aちゃんの気持ちは晴れたのかな、と思いました。
Aちゃんはちょっと自分勝手で人の話を聞かないところがあるので、もう少し人の話も聞いて、人の気持ちを考えられるようになったら良いなと思います。
まず今日は、Aちゃんと一緒の遊びができたことが一つ良かったことだと思います。いろいろなはっけんがありました。
これからも繰り返し関わって、自分の主張だけでなく、友達のアイデアもキャッチできるように、様子を見つつ、意見を言ったり、時には手助けをしていきたいと思います。