レポート

2020/01/24

いまいずみこどものいえ㉟「大切なことは」

こんにちは、さきです。
1月24日金曜日、今週もいまいずみこどものいえで活動してきました~~!

今日は、一緒に活動に行ってくれた大学一年生の”しょーた”のエピソードを紹介します。

しょーたはこの日、いつもはなかなか関われなかった1年生の男の子と
一緒にボードゲームをしたり、ボーリングをしたりして遊んでいました。

この1年生の男の子、いつも通りお迎えの時間が来たのですが
男の子、突然泣き出してしまいました。

てらこやの学生が帰る時間よりも少し早い時間だったので、
私たちはまだ帰らない子どもたちと一緒に遊んでいましたが、
お母さんと先生と男の子でお話をしていても泣き止まず、先生がしょーたを呼びに来ました。

「ちょっと男の子と話して、理由を聞いてみてもらえませんか?」とのこと。

しょーたが男の子に理由を聞いても、答えずにうずくまっていました。
しょーたは、待たせているお母さんと先生方のことも、男の子のことも考えて、
また次会った時に遊ぼう?
と言って、渋々帰っていきました。

次の週になってほかの学生が話を聞いたところ、
「(遊ぶのがたのしくて)帰るのが嫌だったんだよねっ!」と明るく話してくれました。

しょーたと過ごした時間が楽しくて、自分だけ帰るのが嫌だったんだね、、。
なんて純粋でかわいいのだろう、、。

と同時に、この時の男の子の気持ちに、
もう少し寄り添うことができたのかもしれないと思うのです。

あと1ゲームだけ遊ぶことだって、あと5分だけ一緒にいることだって、
いつも見守ってくださる先生方や、
男の子のことを1番知っているお母さんにだからこそ伝えてみたら、
男の子にとって、1番いい時間にできたのかも知れません。

こんなことを書きながら、わたし自身が瞬時にこの判断をするのはとても難しいことで、
でも、子ども会館で関わるわたしたちにとって、
次こうしようねっていう約束がしたいんじゃないんです。

今、目の前の子供たちのために、この瞬間にできることを、
全力で探していけるのがてらこやの学生たちでありたい。

こんな大事なことを忘れかけてしまうこともありますが、
いつも頭の片隅に置いて活動していたい。

しょーたのエピソードから、もう一度大切なことを思い出すことができました。
これからも全力で子どもたちに向き合っていきます!
以上!さきでした~