レポート

2017/11/29

大船子ども会館㉙「愛があるからけんかをするの!」

わーーー!こんにちは!

わーーー!しばたです!

今週の大船子ども会館です!!!

「愛」

どうぞごらんくださいませ!!!

今日は砂場をすごく掘りまくって大きな穴をつくるあそびをしました!!

あつまったのは小学1年生のかわいいかわいいおともだち!!!

わいわい穴を掘ります!!!

「ブラジルいってやるううううううううううう」

そこに1人の女の子♥

「いれて!!!!」

素直になれない男の子Aくん「やだ。。。でも穴を壊さないでくれるならいいよ」

女の子、泣いてしまいました。。。
穴を壊さないでくれるならいいよっていうAくんの気持ちが伝わらなかった(聞こえなかった)みたいです。
その日は学童ではなくただ子ども会館に遊びに来てた女の子は、泣きながらおうちにむかって歩きだしてしまいました。

わたしはAくんの言葉をすべて聞いていたので、
その女の子を遊びに拒否しているわけではないということは十分わかっていました。

Aくんに、「このままじゃ女の子は誤解をしたまま帰っちゃうよ、どうする?一緒にはなしてこようよ!」
と何度も何度も伝えました。

でもAくんは素直になれず首を横に振るだけです。

それをみていた男の子BくんがいきなりAくんの頭を叩きはじめました。

Bくんはわけわからない言葉と一緒に、バカバカバカ!とAくんに叫びました。

するとAくんも泣きます。だってAくんは自分が悪いことわかってるから、
でも素直になれないし自分の気持ちが伝わらなかった悔しさもあるし、
そんないっぱいいっぱい想いを抱えていたのだと思います。

するとBくんも泣きだしました。
彼はその女の子とものすごく仲良しなのです。
女の子が悲しい思いをしているのがとっても嫌だったみたいで、女の子を守ろうと闘っていたのです。

「お前がやだって言ったんだろお前が悪いのに泣くなんておかしいだろバカバカバカ!!!!」
Bくんは必死に泣きながら訴えます。
Aくんは本当の想いは違うのにこうなってしまったから、やはり泣き続けるしかありません。

こうしているうちに、女の子は帰ってきてくれました。

その女の子はまずBくんの涙を拭いてあげました。
そして、わたしは女の子とAくんに話をするように促しました。

Aくんはずっと泣いていて女の子に伝えられるほどの声をだせられませんでした。
女の子は話を聞くと言ってくれたので、わたしがAくんの小さな声を聞いてどうにか気持ちを伝えようとしました。
Aくんも泣きながらだったけど女の子への想いを伝えようとしていました。

女の子はAくんを許しました。
そして、自分を守ってくれたBくんの涙をぬぐい抱きしめました。。。

わーーーーーーーーーー浄化されるーーーーーーー(新鮮な魚の目が飛び出るほど汚れたしばたの心がァ)

結局、みんなで穴を埋めて、みんなでスコップを洗って、みんなで楽しく遊びを終えました!

AくんとBくんも先生方の力を借りて仲直りしたみたいですよ!

誰かを遊びから排除することは、たしかにだめなことです。。。

でも!「やだ!」って言葉に何個もその子の想いがつまっているかもしれません。

今日のAくんも、穴を壊されるのは嫌だ、という想いも、でも壊さないで一緒に大きな穴をつくろうねって
そんな想いがあったのです。

Bくんのバカバカバカ!なんて言葉にも、
女の子を守りたい、という強い想いがありました。

表面だけみたら、悪い言葉をつかってしまったその子が謝るべきです。
でも、わたしたちがその言葉の本当の想いに気づき、それを相手に伝えられる手助けができたら、
お互い納得しながら仲直りできるかもしれない!

子どもたちに寄り添って、
子どもたちの言動に込められる「愛」を大切にしたいですね☆

いやぁ、けんかにもいっぱい愛が込められている。。。
案外世界は愛で満ち溢れているのかもしれない。。。♥

以上、けんかの仲裁をしたのに愛が溢れすぎて心浄化したしばたでした♥