2019/12/01
2019年度「ココロオドル光明寺合宿」
こんにちは、2019年11月30日から12月1日に
ココロオドル光明寺合宿を開催しました。
統括を務めました鎌倉女子大学3年の山田有莉沙(ありさ)です。
今回のテーマは「自分たちのやりたいに向かって挑戦し続ける」です!!
最初は緊張している子もいましたが、一泊二日を通して、子どもたち一人ひとりがそれぞれ挑戦している瞬間がありました。
諦めずに挑戦したからこそ味わえる感動を体感して、みんな表情がキラキラしてました!!
このブログでそんな瞬間をみなさんと少しでも共有できたらと思います🌸
まずはお寺体験をしている場面です!
これは精進料理を食べています。
精進料理は子どもたちが大好きなお肉や魚、卵、乳製品など使わずに、野菜や豆腐、豆類などが中心なんです!
そして食べる前にお経を大きな声で読み、正座をして、静かに、目の前のご飯に向き合って食べます。
子どもたち一人ひとり、研修料理の前に学生たちとどんなことを意識してやるのか決めていました。
正座を崩さない!背筋を伸ばす!音をたてないようにする!一人ひとりが自分で目標を決めて挑戦しています。
1日目の夜と、2日目の朝にこの時間があります。
朝の梅干しが去年はすっぱかったのを覚えている子がいて、
今年は全然すっぱくないと言っている子がいました(笑)
普段はテレビを見たり、家族と会話しながらご飯を食べている家庭が多いのではないでしょうか。
目の前の食だけに意識を向けて食べたからこそ、
1年前のことも鮮明に覚えて微妙な味の差まで感じるのかもしれませんね。
私もいつもよりお味噌汁のだしの味が体にしみわたる感覚を感じました。
静かに食べていると自分の食べ物をかむ音やお皿を置く音が大きいことに気づく子もいました。
みんなお皿をもって、ゆっくりおいて、静かなお寺の空気を感じながら食べています。
1日目の夜に正座を崩さないと目標を立てた子がいました。しかし途中痛くて崩してしまったそうなのです。
「あとちょっとのところで崩しちゃったから明日も正座頑張る」と学生と話し合い、約束をしました。
次の日、挑戦はしてみるもののやっぱり痛くてきつい、、。そんな時隣に約束した学生がいました。
学生も崩さずに頑張っている姿をみて男の子は正座をしたまま最後までご飯がたべれたのです!!
その子は必死に痛みに耐えている素敵な表情を見せてくれました。
次は帰敬式の様子です。
帰敬式は真っ暗闇の中でやるので怖がって不安になってしまう子も多かったのですが、
みんな学生と共に参加出来ました。
次はおつとめの様子です。2日目の朝に行いました。
朝の起床時間は6:30です。朝はとっても冷えるので厚着をして、大殿に向かいます。
眠い目をこすりながらも、大きな声でお経読んでいる姿がありました。
一人が大きな声で頑張っていると、その本気が伝播して他の子も頑張る。
朝のおつとめはみんなの本気が伝播して迫力のある声が響き渡りました。
いまでもあの眠気が吹っ飛んで、心に響くようなあの瞬間を思い出します。
次はお掃除の時間です。
企画でつかったお部屋やお風呂、廊下など班で別れて綺麗に掃除をしました。
長い廊下を一生懸命ふいています。
埃がたまっているところを自分で見つけて、真剣な表情でふいていますね。
素敵です。
この子はこんな高いところが汚れているんじゃないかと思い、学生に肩車してもらっていますね。
汚くなったぞうきんを自慢げにみせてくれました(笑)
次に山門見学です。
光明寺さんにある立派な山門に上らせていただきました。
和尚さんからの山門法話を聞いた後に実際に上ってみて、
壁の壁画のことを和尚さんに質問している子がいたり、
山門から見えた海を見て興奮している子など、みんな楽しそうでした。
次は学生企画の様子をお届けしたいなと思います。
今年は「浮き浮き!らぐーんラグーンボート!!!」という企画やりました。
班で一台、すのこやポリタンク、木材を利用してボートを作って海へ出航しよう!というものでした。
まずは制作風景です。
段ボールを切ったり、絵をかいたり、色を塗ったり、、
この子は光明寺の裏山で捨てられた自転車を見つけました。
「この自転車ボートに使いたい!」
解体して自分の夢のボートに向かってキラキラした瞳で挑戦しています!
ボートの乗るパーツとなるすのこにペンキで色を塗っています。
この班のコンセプトは「春夏秋冬」でした。
春を担当していた女の子は桜色を作りたかったのですが、用意されたペンキに桜色がありませんでした。
赤と白のペンキを手に取り、自分の思い描く桜色に向けてブレンドを重ねます。
こだわってやっとできた自分の納得のいく桜色に!
塗った後「みてみて~!」と色んな人に自慢げに話していました。
制作の時間が過ぎ、いよいよ運命の>出航の時間に!!
自分たちの挑戦ポイントがつまった
世界で一つだけのラグーンボートを材木座海岸まで運びます。
すぐに出航!と行きたいところですが、その前に腹ごしらえをしました。
保護者さんと協力をしてチャパティー&スパイスカレーをつくっていただきました!!
作る過程でチャパティーの生地が焼く前に引っ付いてしまったり、
スパイスカレーに使うお肉が凍ってカチコチだったり、いろいろな物語がありながらできたという
裏話も聞かせていただきました(笑)
そしてそしてこのお昼ご飯子どもたちに大好評だったんです!!!!
外で制作をして冷えたからだを一瞬で温めてくれました!
お代わりの嵐が収まらないほど、本当においしかったです。
腹ごしらえも終わったところでいざ出航です!!!!
冬の海ということで寒さを心配していたのですが、なんととっても快晴だったんです。気温も暖かくて出航日和でした(笑)
「浮いた~!!」
「大きい波きた~!!!」
「わ~!!乗り越えたーーーーーー!!!!!」
子どもたちは自分たちの世界で1つだけの愛着たっぷりのボートで出航するやいなや大興奮
いろんなところから興奮した声が聞こえてきました。
実際にボートが浮き、自分が乗っていることに感動していて、
キラキラした瞳で最高の表情をみせてくれました。
一波一波くる度に声を上げ、
乗り越えたあとに最高の笑顔
ボートを一緒につくった仲間だからこそ分かち合える瞬間
あの時の寒さもなにも感じないくらいの空気感は
一人ひとりが自分のやりたいことに向かって挑戦したからこそできたと思います。
この体験が、日常に帰って何か壁に当たって諦めてしまいそうなときなどに思い出し、
子どもたちにとって背中をおしてくれるようなものになってくれたらと願っています。
自分が決めたやりたいこと、夢や理想に向かって、
挑戦し続ける姿は本当に素敵で、いきいきとしていました。
これからも子どもたちが日々いきいきと生きてほしいと思っています。
最後となりますが、
合宿の開催にあたりまして、ご支援・ご協力いただきました、
光明寺さまに、あらためて感謝させていただきます。
ありがとうございました。