レポート

2020/02/25

植木子ども会館36「スピード!」

こんちには~。
づぅーです🐼
今回は2月25日の活動の報告をさせていただきます!

今日はある男の子と上の図書室でトランプをすることになりました。

植木ではかるたをする子は多いのですが、
トランプのようなカードゲームをしている子ども達をあまり見かけないのでとっても新鮮でした。

今日関わった子は今まで何度か関わったことがあり、
活動に行く度に毎回声をかけてくれます。

最近では先に他の子と遊ぶ約束をしてしまって遊べなかったりしたので
久々に2人で遊ぶことができたので嬉しかったです。
ただ、この日も先に他の子と遊んでいたので片付け前の20~15分しか関わることができませんでしたが、
その中でも熱中するほどの時間を過ごすことができました。

その子はトランプでスピードがやりたいと言ってきました。

トランプでも色々ゲームがあるのにスピードを一番に出してくるということは
よっぽどやりたいのかなと思い「いいよ、やろ!」と言いました。

その子はわりとなんでも器用にこなすタイプで、
どんな遊びを一緒にやっていても学生ですら、本気を出しても負けてしまったりすることがあるので、
今日は絶対に勝ってやろう!という気持ちでゲームをしました。

ゲーム開始すぐはその子がテキパキとカードを出していくので、
「わ、これは負けちゃうのでは?」と思っていましたが、
気づけば私の方が先に上がっていて、その子の手札は数枚残っていました。

「やった!勝った!」と思わず声を出して言うと、
その子は凄く悔しそうにして、でも、最後まで、できるところまでカードを出しました。

出し終わると、「強すぎ!でも、もう一回やろ!次は絶対に勝つから!」と言ってきてくれました。

そして、もう一回やりましたが、結局、私が先に上がって勝ちました。

もう一回、もう一回と言ってくれるその子の本気で勝ちたいという気持ちが伝わってきて、
私も絶対に本気でやって勝ちたいという気持ちが揺らがず、何度もゲームをしました。

そうすると、私たちの雰囲気をみて他の子もちらほらと現れ隣で見たり、やりたいと言ってきてくれました。

途中でチーム戦になりました。チーム戦はチーム全員が前に出てやるというよりは隣で、
プレーしている子に対して応援したり、「ほら、今それ出せるじゃん!」というアドバイスなどをして参加していました。

チーム戦になると、私がいた方のチームは何度か負けてしまい、
スピードをやりたいと言ってきてくれた子のチームは何度も勝ちました。

そうすると、その子は凄くきらきらした表情を浮かべて、また、もう一回やろ!と言ってきてくれました。

片付けの時間になり、もうカードも片付けなければならなくなると、
その子は一緒にやっていた子に対して、「向こうの部屋でもやろうよ!」と声をかける姿が見られました。

言われた方の子は「うん!やろうよ!」と答え、2人は子どもの部屋に入っていきました。

最初は2人の真剣勝負でしたが、お互いに絶対負けないという気持ちが自然と溢れて、
熱中したからこそ、周りにも伝播し、気づいたら自然と、
子ども達の輪が広がったのではないかと思います。

初めての会館だからこそ、難しくて、悩むことが多かったけど、
1年間、たくさんの子どもたち関わってきて、子どもたち一人ひとりに向き合い走り続けることができました。

向き合い続けたからこそ、嬉しい、悲しい、悔しい、などの色々な気持ちを
子どもたちと共有することができ、同じ気持ちを分かち合ったからこそ、
子どもたちにとって、てらこやが特別な存在になっていったのではないかと思います。

子どもたちの中で、ただ遊んでくれるだけの学生ではなく、
いろんな気持ちを分かち合ったからこそ、気づけばお友達のような、
でも、子どもたちにいきいきを届ける存在へと変化していったのではないかと思います。

不覚にも、今回が今年度最後の活動になってしまいました。
もっともっと子どもたちと一緒にいきいきを作っていきたいからこそ、
今回が最後であるのが悔しいです。

でも、くよくよはしてられませんね。笑

また、来年度も行かせていただけることが本当に嬉しいです。

来年度も子どもたちにいきいきと、きらきらした気持ちを届けていきたいです!
頑張るぞ!

めっちゃ長くなりました。笑

以上、づぅーでした~。