レポート

2020/12/11

やまさきこどものいえ⑱「世界を”腕”に掛ける」

冬眠の準備を始めました!かわのあおです。

2週続けてかわのあおです。

 

今週もお邪魔させていただきました、やまさきこどものいえ。

先週書いた高学年の女の子のお話。今週もさらなる進展が…!!!

 

先週に引き続き、本を読み終えるまで待ち、

「今日は何をしようか?」

ともはや遊ぶことは前提としたうえで話しかけてみました。
同じように、蔑みの目で見られました。

結局承諾してくれるところがなんともいえないかわいさ。

 

もちろんのことですが、決して強制はしてませんよ。

表情とか態度とか言い方などを総合的に見て判断しています!

 

今日はなんと!彼女の友達が!一緒に本を読んでいました。

彼女実は友達に私のことを話していたらしく、友達は、
ああこの人が!って理解してました。

いやあ、彼女が私のことを話題に挙げてくれるなんて、何て幸せなことでしょうか。

確実に彼女の意識の中に存在している私。
アプローチの第一段階としては100点満点です。

 

友達も交えて一緒に遊ぼうとしたのですが、
残念なことにその友達は早い時間で帰ってしまうのでした。

また次こそは一緒に遊ぶことを約束し、お別れをしました。

その後彼女とは、何をして遊ぼうか模索の旅にでました。会館をうろうろ。

 

将棋?チェス?UNO?トランプ?それとも―

 

できる限り思い浮かぶ候補を挙げました。全部何かと理由をつけて却下されました。

次に彼女から出た言葉が非常にうれしいものでした。

「これやりたい。」

そう言って指す指の先にある国旗カルタ。

正真正銘、彼女のやりたいことです。

2人ではできませんから、学生を召喚し、最初は3人で行いました。

すると途中から、6年生の女の子が参戦してきてくれました。

彼女も高学年ですから、なかなか友達というのはそう多くはありません。

しかし、彼女はいつも私たちてらこやの学生と四目並べをしたりして遊んでいます。

そんな彼女も交えて、国旗カルタ大会は挙行されました。

ただ行うのではなく、子どもと学生がペアになって、
対決する方式で行われました。白熱白熱。

なにより私たち学生以外に、子ども同士での関わりが出来たことがよかったです。

 

今回のように、私たちを介して、同学年交流はもちろんのこと、

更には異学年交流を遊びの中でもっともっと活発化させ、

最終的にその子にとって会館が気の安らぐ場所となるといいなと思っています。

 

1人隅っこで座って本を読んでいるにしても、

たくさん交流を重ねた上で、やっぱり1人が良いと気づいた上でいるのと、

友達がいない、そもそもそんなに話したこともないという状態でいる1人では、
全く状況が違います。

 

やまさきこどもかいかんに通うすべての子にとって、良い場所となれるように、

微力ながら精進していきたいと思います。

 

ほなまた!!!!!(謎の関西風)