レポート

2022/05/14

休日てらハウス①「諦めずにやってみる」

こんにちは、しょーたです!
みなさま、大変長らくお待たせいたしました!
あの休日てらハウスの活動が、対面で約3年ぶりに帰ってきました~🎉🎉
とてもとても嬉しくて、涙が出そうです😢

休日てらハウスとは、
「自分たちの居場所は自分たちで作る!」をモットーに、
2時間学んで、3時間遊ぶ、1日てらこや尽くしの居場所作り事業です。

そんな、帰ってきた休日てらハウス、
第一回目の活動は、とある男の子との1日に及ぶ大実験予想をしました!

習い事が終わって、学びの時間にちょっと遅れて現れたIくんに僕は、
Iくんの好きな理科の実験から、一つの面白い実験を教えてもらいました。

それは、「お皿に張った油に、マッチの火を近づけても、燃えない。」というものでした。
耳を疑うような内容で、Iくんに何度も「本当!?」と尋ねてしまいましたが、
Iくんは

「本にそう書いてあったの!」

と一点張り。

この真相を確かめてみたいと思いましたが、大火事になってしまってはいけないので、
Iくんと一緒に、どうしてその結果になるのかを、
てらハウスの本や、自分たちの知識を総動員して考えてみることに。

「油は何油なのか」
「マッチの材質のせいなのか」
「空気中の何かが影響しているのか」など、
たくさん考えてみましたが、どうしてのはてなが止まりません。

どうにかしてこの答えを知りたい!と思い、
お昼ご飯の後に僕たちは、知識の宝石箱、
「大船図書館」に行ってその真相に迫りました。

流石は知識の宝石箱なだけあって、
理科の本や、実験の本、子ども向けの実験から、
ちょぴり大人向けの実験まで。様々な本であふれていて、
お目当ての本を探すのにも一苦労。

いろんな本を15冊ほど探しましたが、どの本にもその実験は載っていなくて、
考察は途中で見つけた理科大図鑑にあったマッチの成分から、元素レベルにまで達しました。
元素の特徴にも注目して、大学生でもわからないような科学の本を読んでみたり、
見つけた元素を片っ端から蔵書検索に欠けてみたり、
考えられることはやりつくしたといっていいほど探しまくりました。

けど、やっぱり見つからず、終わりの時間を迎えてしまい、
Iくんにどうするか聞くと、

「家に帰ってもう一回その実験の本を探して、見てくる!」

と言って、次会う時までにお互い調べてくると約束しました。

今回は、結果としては成功とはいえないかもしれませんが、
自らの興味あることをここまで探求し、想像し、
確かめようとする彼の姿はとても輝いていました。

一つ決めたことを諦めずにやってみる。
それが上手く行っても行かなくても、その子にとっては大きな経験であり、
確かな自信へとつながっていくと思います。

そんな体験を一緒に乗り越えることが
僕たち学生の価値だと信じて、1年間頑張っていきます。